サステナビリティ

健康経営・労働安全衛生の推進

指標・目標

当社グループでは、「健康経営・労働安全衛生の推進」をマテリアリティとして特定し、以下のKPIを定めて、取り組みを進めています。

指標 範囲 単位 2020年度 2021年度 2022年度 中長期目標
2024年度 2030年度
休業労災発生件数(休業1日以上) 連結(国内) 3 5 1 0 0
死傷病報告労災件数 連結(国内) 1 4 0 0 0
特定健診実施率 連結(国内) % 86.7 85.9 88.9 90 90
特定保健指導実施率 連結(国内) % 20.7 37.6 52.5 55 60

健康経営

社員の健康促進への投資は、社員の活力向上や生産性の向上等組織の活性化をもたらし、結果的に会社の持続的成長につながると考えています。社員が元気に働き続けられる環境づくりなくして、企業の持続的成長の実現は困難と捉え、その実現に向け会社と健康保険組合がコラボヘルス(※)の取り組みを実施し、会社の「健康経営(投資)」と健康保険組合による「データヘルス計画」を車の両輪として機能させるための活動を展開しています。

(※)コラボヘルス:会社と健康保険組合がそれぞれの役割の責任を果たしながら連携し、社員の健康づくりを推進すること

ワークライフバランスの確保

当社は、社員がワークライフバランスを確保できるよう、各種制度を設けています。

フレックスタイム制度

繁閑に対応したフレキシブルな勤務を可能とするため、フレックスタイム制度を導入しています。

半日有給休暇制度・有給休暇取得推進期間

有給休暇を半日ずつ取得できる制度を導入しており、また有給休暇の取得推進キャンペーンを実施するなど、有給休暇の取得推進を図っています。

失効有給休暇の積立保存制度

取得から2年後に失効となる有給休暇を、60日まで積立保存休暇として保存し、利用できる制度です。積立保存休暇は、社員の子の養育、介護、私傷病の際に取得できます。

労働安全衛生

労働安全衛生基本理念

当社は“安全をすべてに優先させる”ことを基本とし、労働安全衛生を企業活動の最も重要な基盤と考え、健康で安全で快適な職場環境の維持向上に努めます。

労働安全衛生方針

  • 労働安全衛生の遵守
  • 労働安全衛生の体制の維持強化
  • 働きやすい職場づくり
  • 健康増進

安全衛生管理体制

当社は、ISO45001に沿った労働安全マネジメントシステムにて活動しています。

労働安全マネジメント組織図
労働安全マネジメント組織図

「リスクアセスメント」による危険・有害源撲滅活動の定着

2003年にリスクアセスメント(RA)を導入後、職場に潜在している危険・有害要因を排除・隔離し、リスクを低減させる未然防止型の改善活動が定着しました。「労働災害ゼロ」から「危険ゼロ」となるように、安全意識向上と危険改善・システム改善の活動を全員参加で進めています。

安全衛生パトロール

工場内に潜む危険や不安全行動、基本行動としての5Sが定着しているかなどを確認するために、工場の管理者が定期的に各職場をパトロールしています。
こうした活動で抽出した危険源に対しリスクアセスメントを行い、安全最優先の作業環境を構築しています。

安全衛生パトロール

VR安全教育

工場内の危険作業を伴う現場での安全教育やKYT(危険予知トレーニング)活動の一環としてバーチャルリアリティー(VR)を活用した教育コンテンツの導入を行いました。VRを活用することで作業者は労働災害や危険なシチュエーションを疑似体験することができ、事故の予防や安全意識の向上につなげることができます。

VR安全教育

安全衛生情報の共有

安全衛生に関する資料や労働災害に関する情報を、海外拠点を含めた当社グループ全社で共有しています。これにより、作業者の安全意識向上と事故の防止につなげています。

労働災害ゼロに向けた取り組み例

労働安全衛生講習会(リケンベトナム)

外部講師による労働安全衛生講習会を実施しました。また、毎月5S安全パトロールを実施しており、改善状況の進捗管理を行っています。

労働安全衛生講習会(リケンベトナム)

安全衛生活動の成果

スリーゼロ1000日達成(三重工場)

当社の製造部門では、労働災害ゼロ、品質クレームゼロ、機械重故障ゼロをスリーゼロと呼び、全員でその目標達成に向かって活動をしています。この度、三重工場の製造部門でスリーゼロ1000日を達成した部署があり、関係者を表彰しました。

スリーゼロ1000日達成(三重工場)

労災発生状況

当社グループでは過去から現在まで死亡事故は発生していません。

休業労災発生件数(連結(国内))
労災発生状況