サステナビリティ
化学物質の適正管理
当社は、従来から化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)、労働安全衛生法や消防法等に基づき、化学物質管理を実施しています。さらに、多様な化学物質に対する法規制(化審法、労安法、食品衛生法、EU・RoHS指令、REACH等)に対応するために、使用物質の把握と管理を徹底しています。また、法規制の対象となる化学物質を照会できる化学物質管理システムを構築しており、製品開発で原材料を選定する場合にも、社内基準や法規制に基づき原材料の選定を行っています。加えて、製品の化学物質管理の要求レベルを製造現場で把握できる体制も確立しています。
指標・目標
指標 | 範囲 | 単位 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 中長期目標 | |
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2024年度 | 2030年度 | ||||||
化学物質の使用に関する重大法令違反件数 | 単体 | 件 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
化学物質管理
当社グループは、製品の開発から廃棄までの全ての過程において、環境関連物質による環境への負荷を低減するために、製品及び製造時に使用する化学物質の管理を実施しています。
化学物質の管理について
1. 使用物質の把握・管理
使用する物質については、製品により、下記の基準に基づき、使用物質の禁止、管理を進めています。
- 法規制(化審法、労安法、食品衛生法、PRTR法、EU・RoHS指令、REACH等)
- 用途
- お客様の要求(お客様の化学物質管理規程等)
- 当社の化学物質管理方針
2. 開発における原材料の選定
製品の開発に当たり、原材料を選定する場合は、上記の基準を踏まえ、不純物を含め、原材料の選定を行なっています。
3. 購入原材料の管理
原材料に起因する、意図しない化学物質の混入を防ぐため、「グリーン調達基準」を制定し、管理しています。
- 原材料メーカーに対し、環境関連物質の管理を含む環境管理システムの構築を依頼
- 購入する原材料のMSDSによる情報収集、および、1項の基準により制限を受ける物質の分析データ及び、「化学物質含有情報シート」 の要求
- 不適合発生時の是正処置要求および効果の確認
4. 製造における異物混入、不純物管理
- 製品の化学物質管理の要求レベルが製造現場で把握できる体制の確立
- 管理レベルの異なる製品の設備的分離又は、異物混入防止対策の徹底
- 異物、不純物混入防止作業の徹底とその教育の実施
5. RoHS10物質の検査
カドミウム、六価クロム、水銀、PBB、PBDE、DIBP、BBPについては、既に全廃し、規制値を超える可能性は有りません。鉛、DBP、DEHPについても限定された使用で使用場所も限定・管理されています。これらを含む原材料を使用する製品もありますが、設備的分離又は、混入防止対策の徹底により、規制値を超えることなく管理しています。 その上で、以下のように検査の頻度を定めています。
- 非鉛、非DEHP専用ライン製造製品は、定められた頻度で分析、安定した生産状態であることを確認
- RoHS10物質使用ライン製造製品は、全ての該当製品を分析、検査する
他の化学物質については、分析技術が未確立等の問題がありますが、当社に原材料を供給していただいている原材料メーカーと綿密な連携のもと、お客様のご要求にお応えできる管理状況になっております。