サステナビリティ

トップメッセージ

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平素は格別のご支援ならびにご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

当社は1951年に理化学研究所の流れを汲んで、理研ビニル工業株式会社として設立されました。塩化ビニル樹脂加工を中心に、わずかな資金で「人と技術」のみを頼りとするいわばベンチャー企業としての出発であります。

総合的な技術をベースに、塩ビコンパウンドやフィルム、日本初となる塩ビ食品包装用ラップ、熱可塑性エラストマーコンパウンドの開発・製造・販売に挑戦し、実現してきました。現在では、これらの製品は資源の有効活用や省エネルギー化への貢献をはじめ、環境負荷を低減する素材・製品として当社の事業の柱となっています。

2001年に「リケンテクノス株式会社」へと社名を改め、現在は「トランスポーテーション」「デイリーライフ&ヘルスケア」「エレクトロニクス」「ビルディング&コンストラクション」の4つの市場別セグメントを柱に、国内外で事業を展開するグローバル企業へ成長しています。

当社はベンチャー企業からグローバル企業へ成長してきましたが、当時のチャレンジ精神・新製品開発・創造性といったものは、2001年にリケンテクノスへと社名を改めた後も引き継がれている大切な精神です。2011年の創業60周年を機に、この強い精神基盤を明文化し、「リケンテクノス ウェイ」を完成させました。完成から13年が経過し、既にリケンテクノスグループの社員たちには浸透しておりますが、改めて「リケンテクノス ウェイ」の精神を胸に刻み直し、当社の役目を果たすことで未来へと躍進してまいる所存です。

昨今、「環境意識の高まり」「脱プラスチックの動き」など、社会課題に対する関心と解決への要請が高まっており、当社グループを取り巻く外部環境は大きく変化しています。
そのような経営環境の中で、2022年4月に、3ヵ年中期経営計画をスタートさせました。「Challenge Now for Change New 2024 変革への挑戦」という経営方針のもと、すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指してまいります。
そのうえで、事業の持続的な成長と社会課題解決に真摯に取り組むべく、サステナビリティを推進する体制を構築しています。SDGs、ESGの視点から、事業におけるリスクと機会を的確に捉え、それらを経営戦略に組み込むことで、事業を通じた新しい価値・ソリューションを社会に提供し続け、社会課題解決、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。

今後とも、倍旧のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役 社長執行役員
常盤 和明